2009年9月22日火曜日

銀週間

「ゴールドウィーク」とは言わないように、何となく違和感を感じる。

確かに、silverにも形容詞としての用法はある。

silver - Chambers Free Online English Language Dictionary

しかし「銀色の」という意味ならsilveryの方がふさわしいように思う。

そもそも、goldenは「金色の」という意味だけではなく、「素晴らしい、夢のような」すなわちexcellentなどの意味合いが含まれているのに対し、silverやsilveryからはそういった意味が感じられない。

どうやら私が知らなかっただけで、シルバーウィークという言葉自体は40年以上前に生み出されたようなのだが、下記の項目が新設されたのが2006年であることからしても、突然出現した言葉という印象は拭えない。

シルバーウィーク - Wikipedia

ちなみに、私も誤解していた一人だが、敬老の日とシルバーウィークには何の関連もないらしい。

そもそも英語のsilverに高齢者を示す要素は何一つないのだから、当然といえば当然かも知れない。

御国公認でなければ休みも取れない日本人の象徴が、またひとつ増えた気分だ。

幸い、次は2015年まで出現しない見込みである。

正直なところ、6年後までには廃れていてほしい言葉の一つである。

0 件のコメント: