療養中の私には当然医療費がかかる。
医療費は確定申告によって所得税から一部控除されると父に教えられ、父の興味と相まって電子申請e-Taxに挑戦することになった。
電子申請をすると、それだけで5'000円の控除が発生する。
ただし住民基本台帳カードの発行に500円、そこに電子証明書を書き込むのにまた500円、ICカードリーダに約2'500円、そして手間と時間がかかる。
実際、住基カードの発行と電子証明書の書き込みは昨日市役所で1時間ほどかけて行い、ICカードリーダも診察のついでとは言え上京して買ったため、それなりに時間と手間がかかった。
しかし、そんなものこれから始まる時間と手間に比べれば些細なものである。
父の発案に従い父のMac OS X Tiger (10.4.11)を使用することに。
まず、ICカードリーダのドライバをパソコンにインストールする。
USB接続機器だがゼロインストールというわけにはいかない。
これはまだ序の口で、それほど問題ない。
次に、国税庁のホームページから電子認証キーを入手する。
これがMacではなかなか面倒だ。
入手自体は簡単なのだが、16ビットのハッシュコードが正しいかどうか確認しろと言われ、0~Fの暗号めいた数字を読み上げて確認しなければならない。
そして、電子申請に必要なソフトウェアをダウンロードしてインストールする。
ダウンロードしたデータが正しいものか確認するため、またハッシュコードを確認する。
しかも確認方法は、ターミナルを使用して「/usr/bin/openssl」というコマンドを入力、というCUI方式。
正直なところ、ターミナルを使用させる時点でパソコン初心者には不可能だろう。
しかも環境が悪いのかデータが悪いのか、このダウンロードしたソフトウェアのインストーラが起動しない。
何度やっても起動しない。
どうせ国税庁に質問しても「じゃあ紙でやってください」と言われるのが目に見えているし、Macに相談しても解決に時間がかかるだろう。
ここで作業を一旦諦めて、翌日にWindows XPでやり直すことに決める。
Mission Incompleted.
本気で普及させるつもりがあるのだろうか。
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