2009年4月3日金曜日

卒業論文。

残る段ボールは厄介者ばかり。

昨年引っ越しして以来、札幌で半年生活している間、一度も開かれなかった連中だ。

はっきり言って「日常生活には要らないもの」である。

具体的には高校時代に作られたクラスTシャツなどと、浪人時代に使った参考書とそれの自分なりの解答。

そして小学生時代の作文や中学生時代のプリントなど。

いわゆるメモリアルグッズ。

自分の歴史を物語るアイテムの数々だ。

中でも卒業論文「捕鯨問題と日本人」は当時の持てる力を全て出して書いた力作と自負できるもので、出てきた途端懐かしくて読みふけってしまった。

たった45ページ、行間はダブルスペースというとてもじゃないが大作とは呼べないものだが、30分で読めるその文章の中に、私が捕鯨問題と向き合うときの姿勢が全て書かれている。

ゆくゆくは再び学問の扉を開いて、研究にふけり卒業論文を書いてみたい。

書きたいテーマは既にある。

ただ、それは57歳までに書けばよいものだ。

今は治療と、そしてその後に待っている社会経験を大切にしたい。

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