残る段ボールは厄介者ばかり。
昨年引っ越しして以来、札幌で半年生活している間、一度も開かれなかった連中だ。
はっきり言って「日常生活には要らないもの」である。
具体的には高校時代に作られたクラスTシャツなどと、浪人時代に使った参考書とそれの自分なりの解答。
そして小学生時代の作文や中学生時代のプリントなど。
いわゆるメモリアルグッズ。
自分の歴史を物語るアイテムの数々だ。
中でも卒業論文「捕鯨問題と日本人」は当時の持てる力を全て出して書いた力作と自負できるもので、出てきた途端懐かしくて読みふけってしまった。
たった45ページ、行間はダブルスペースというとてもじゃないが大作とは呼べないものだが、30分で読めるその文章の中に、私が捕鯨問題と向き合うときの姿勢が全て書かれている。
ゆくゆくは再び学問の扉を開いて、研究にふけり卒業論文を書いてみたい。
書きたいテーマは既にある。
ただ、それは57歳までに書けばよいものだ。
今は治療と、そしてその後に待っている社会経験を大切にしたい。
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