思い立って、秩父の羊山公園まで芝桜を見に行くことにした。
池袋から電車で2時間、丘への上り坂を15分ほど登ると。
これは凄い。
すり鉢状になった場所から、両側が芝桜で埋め尽くされた様が見渡せる。
ご覧の通り色もさまざまで、足首くらいまでしかない花の背の低さも相まって、まるで花が織りなす絨毯のようだ。
通り抜けるだけならのんびり歩いても10分かからないのだが、尾瀬の湿原に来た時のようにゆっくりゆっくりと通って芝桜を満喫する。
花の香りもするので、中心に立つと自分が別世界に来たような気分になる。
一口に芝桜と言っても、色だけでなく花びらがパンジーのように大きなものから忘れな草のように可憐なものまで様々だ。
これは比較的花びらが細く、色も穏やかなオータムローズという品種。
この他にも羊山公園には様々な品種があり、
- 白く細い花びらの「リトルドット」
- 白く細い花びらで、葉とのコントラストが綺麗な「ホワイトディライト」
- 白く少し大きな花びらで、付け根に少し朱が入った「アメイジンググレイス」
- 淡い青紫の「オーキントンブルー」
- 強いピンクで花びらも大きい「マックダニエルクッション」
- 細い真紅の花びらを持つ「スカーレットフレイム」
- 白い花びらに薄い紫の線が入った「キャンディーストライプ(通称「多摩の流れ」)」
など、様々な品種がある。
もちろん羊山公園には無い品種もあるので、興味のある方は検索してみてはいかがだろうか。
こちらは丘の上からの眺望。
今が満開、日曜日とも重なって人出も多かったが、香りも良く、遅咲きのソメイヨシノが花吹雪のオプションまで付けてくれて、ところどころに八重桜も咲いていて、本当に満喫できた。
さくらソフトクリームも桜餅のようなわずかな刺激があって美味しかった。
これは帰り道の道端。
秩父は「花の里」と銘打つだけあって、道端にも芝桜やスミレ、菜の花などが咲いている。
帰り道までも楽しめるのだから、これで池袋から往復1'500円なら、小さな旅としては最高だと思う。
ボウリングとカラオケを梯子するよりも安いのだから。
もっとも、自然がそれほど好きでない方にまではお勧めできないが。
芝桜の見どころは他にもあるという。
来年はそういった場所にも行ってみようかと思う。
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