人恋しい。
以前から時々突然こうなることは多く、その度に周囲を巻き込んできてしまったが、今回はかなり症状が重い。
これまで私は、人恋しさは私の弱さの象徴だと思ってきた。
一人でも生きていけるヒトを目指している私にとって、どうしても乗り越えなければならない壁だと思ってきた。
どうしてヒトにはこんな気持ちがあるのだろう。
悩み疲れた今、私は一つの境地に達しようとしている。
きっと、人恋しさは弱さの象徴では無い。
乗り越えるべき壁では無い。
確かに、一人でも生きていけることはとても大事なことだ。
しかし、ヒトはサルだった頃から共同体を組んでいたのだし、未熟な状態で母親から生まれ、周囲のヒトに育ててもらう存在だ。
天涯孤独だった、純粋に一人で生きたことのあるヒトなどいないはずである。
だから人恋しさは、持っていて当然の気持ちなのかも知れない。
ヒトを求める気持ちこそが、ヒトである証なのではないだろうか。
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