私は、認めたくは無いが遅刻魔である。
少なくとも、現実はそう物語っている。
認めたくないのには一応理由がある。
というより、遅刻魔であることは自認してはならないと思っている。
それは、ただの開き直りに過ぎない。
それにしても、なぜ2時間も前から準備しておきながら、肝心の電車には間に合わないのだろうか。
10年以上前からの疑問だったが、本日の行動を振り返って、遂にその原因の一端を掴んだ。
私は、出発直前に身支度を変える。
それも、頻繁に。
しかも、気分で。
対象は服装、鞄、靴、持ち物などほぼ全て。
事前に準備していたものとて例外ではない。
現に、本日は気分で前日に用意していた鞄を変えることにして、中身を詰め替えて出かけたら電車を逃した。
コロコロと気分を変えること自体は、もはや性格であって変えられないだろう。
その心変わりをたしなめる意思が弱いのか。
あるいは前日に準備した初志を貫徹する意思が弱いのか。
いずれにせよ、どうにかしてこの属性は返上したい。
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