2009年10月6日火曜日

モザイクをかけて何になる。

光市の母子殺害事件を巡って、報道が致命的なミスを犯した。

被告の元少年の実名を題名に載せた手記の出版を巡る報道で、某準国営放送がその実名にだけモザイクを掛けたほんの扉絵を映し出したのだが。

実名以外の部分が全部見えている。

見えている部分を検索エンジンに入力すれば、インターネットであっという間に実名がわかってしまう。

私は真実を知らないし、実際にその元少年が犯人だったのかどうかは判断できない。

だから、彼の実名が明かされて然るべきかどうかは判断できない。

だが少なくとも、当時公表されなかった実名がなぜ現在になって公表されてしまうのか、私にはわからない。

彼がその事件で逮捕された時から現在までに、何か更なる悪事を働いたわけでもないはずなのに。

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