最近少しペースが落ちたが、読書は相変わらず続けている。
何せ都心へ出るのに電車で30分以上。
1章くらい軽く読める。
今回読んだこの本は、まさに私のためにある本だと思う。
著者はNHK週刊こどもニュースで長年お父さんキャスターを務め、現在は文筆活動をしている池上彰。
週刊こどもニュースの頃からそうだったが、わかりやすく丁寧な表現が気に入っている。
ページ数の割に1ページあたりの文字数が少ないので、私は合計60分で読破した。
大学で学んだ頃から、私は先頭から本を読むのを止めた。
良い本は、どの章から読んでも面白いようにできている。
だから興味のある章から読んで、それを読み切ってから先頭から読み直せばいい。
これから就職するという方は以下の節が面白いのではないだろうか。
- 1-2 : 始まりはみんなベンチャーだ
- 1-3 : 採用試験は会社側も選ばれている
- 2-2 : 会社の上の組織を見れば、会社の性格も見えてくる
- 3-4 : 「余人を以て代え難い」では会社はダメになる
- 4-5 : 労働組合は会社の健康診断をしている
- 5-1 : 人気企業は成熟しきった会社
- 5-3 : 「会社員」であっても、会社とはまったく別の世界を持ってほしい
加えて、すでに社会人となった私にも以下の節が面白かった。
- 1-4 : 社会に役立つ会社かどうかが問われている
- 3-2 : アメリカの大企業の多くは終身雇用だ
- 4-1 : 仕事が終わったら、さっさと帰ろう
- 5-2 : とにかく三年我慢してみよう
春は就職戦線が最前線だ。
面接から帰るときなど、少し気を休めて読んでみるのもいいのではないだろうか。
池上彰『会社のことよくわからないまま社会人になった人へ』海竜社、2005年。
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