2008年11月12日水曜日

近況報告。

以前の私の境遇を知っている方の中には、ひょっとしたらこのブログを読んで「ん?」と思っている方もいるかも知れない。

私は4月に新入社員として証券会社へ入社し、今は札幌支店に所属しているはずだから、所沢の実家にいる家族と同居しているはずは無いのだ。

実は、2ヶ月ほど前にパニック障害に伴う過換気症候群という病気を患い、現在実家で静養中なのである。

今となって考えてみれば、8月頃から身体の疲れが抜けないままの出社が多くなり、9月には午前3時頃に目を覚ます中途覚醒が目立ち、気力の減退も著しかったので、鬱(鬱病とは言わないまでも鬱状態)にもなっていたような気がする。

そんな中で、同期より先に倒れるわけには行かないという恐怖感から勤務を続け、状況を悪化させてしまった結果があの過換気だったのではないだろうか。

何せ最初の発作の時は自分では何もできなくなってうずくまってしまい、出社しない私を心配して様子を見に来て下さった上司のおかげで救急搬送していただいた有様だったのだ。

パニック障害は、突発的な動悸や息切れ、息切れに伴う酸素欠乏感、それによる過換気(息の吸いすぎ)と、その結果血中phがアルカリ性に傾くために起こる身体の痺れなど、嵐のような身体の不調が突然やってくる病気である。

その他にも視界がモノクロになったかのようになって暗くなる、香水などの匂いに異常に敏感になるなど、様々な変化が起こる。

パニック障害にせよ鬱状態にせよ、どうもセロトニンやノルアドレナリンなど脳内の神経伝達物質がストレスなどによって乱れた結果生じるらしく、ただの「気の持ちよう」でかかるものでも無いようだ。

そのため、薬によってこれらの物質の量を調整することで治療する方法が一般的らしい。

現在でもいくつか、パニック障害の引き金となるものがある。

  1. 出社時刻だった午前6:30が近づいてくるとき
  2. いつの間にか自宅で一人になっているように感じたとき
  3. 混雑していたり、非常に耳障りな方と乗り合わせたとき
  4. 予想していなかった場所で訪問営業に出くわしたとき
  5. その他、突発的に息が苦しくなるとき

その他にも、今でも倒れた9月18日のことを思い出すと無意識に手が震えるなど、正常とは言えない状態が続いている。

特に酷いのは中途覚醒で、必ずといってよいほど午前3時頃に一旦パチリと目が覚める。

夢見も悪く、身体の疲れもあまり取れていない。

こんな状態なので、先月から父の知り合いだという精神科のお医者様のもとへ通っている。

未だに「自らの緊張を解きほぐす」ことがうまくできていないことが根本的な原因であるようだ。

明日は会社の産業医との面談が控えている。

今後の私の扱いも、そこでの私の回復具合によってある程度決まってくるのだろう。

パニック発作などの急性的な症状はあまり起こらなくなったが、慢性的な症状は未だに続いている。

私に下される判断は、果たして。

0 件のコメント: