2009年7月13日月曜日

保守VS革新? 階級闘争?

今回は珍しく政治の話題である。

最近は政治の世界が賑やかだ。

先週まで東京は街宣車と街頭演説があふれていたが、どうやら今度は全国でそれが起こるようである。

日本では階級対立闘争の構図が長く続いた。

自民党が資本家の、社会党が労働者の代表だった。

だからかも知れないが、国政選挙では階級闘争の構図が現れてきた。

しかし民主党は違う。

彼らは連合の支持を得ているとは言え、政策的には決して労働者の代表者ではない。

保守政党では無いのは明らかだが、彼らの政策はどちらかと言えば資本家、より正確に言えば私の好きではない言葉だが「知識人」寄りである。

保守か革新かという軸と、資本家寄りか労働者寄りか、という軸は日本では歴史的に一致すると見られてきたが、確実に別物なのである。

資本家寄りの保守政党が自民党と公明党。

資本家寄りの議員と労働者寄りの議員が混在しはっきりとは言い切れないが、確実に革新政党なのが民主党。

労働者寄りだが保守政党のような行動を取るのが日本共産党。

そして労働者寄りの革新政党を自負しているが、もはやその地位は失墜した社民党。

このように軸を2つに分けることで、各政党をはっきり区別できるし、自分の政治態度もわかりやすくなるのでは無いか。

ついでなので今回の都議選についても自己分析しておくと、結果を見る限り今回起きたのは政権交代への期待、裏返せば麻生政権への拒否反応であることは否めない。

民主党のみが躍進し、共産党や社民党、生活者ネットワークなどの他の政党が議席数をほぼ半減させてしまったことがその根拠である。

政権交代の能力を持っているのは今のところ民主党以外に無いし、そのことを有権者が意識していることが結果から読み取れると思うのだ。

国政と都政は確かに別である。

しかし、有権者は同じである。

だから結果がリンクし得ることは存分にあり得るし、民主党が第一党として連立政権を組む可能性は無視できない。

ただ、私自身は民主党政権が長持ちするとはまったく思っていない。

その理由まで書くと長くなってしまうので、それは日を改めようと思う。

ちなみに、私が政治を注視しているのは、私が証券屋であり、またETF投資にかかわっているからに過ぎない。

政治にさほど興味は無いので、政治課題については大半が明るくない。

政治課題や政策の話題を振られても付いていけない可能性が高いので、ご了承いただきたい。

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