ふと思い立って過去の受賞作品を見てみたが、世俗に疎いことも手伝って見事に知らない言葉ばかりが並んでいる。
どうやら私は「読者の皆様とは違う」ようだ。
さすがに昨年の受賞作品程度なら「ああ、あったな」とは思うが、それから一年が過ぎた今、もはやこれらの言葉も「名ばかり流行語」と成り果てているような気さえする。
一番気になるのは「アラフォー」か。
私はバブルがはじけた頃に生まれ、失われた15年とともに育ってきた。
受賞者コメントの「これからも素敵に、派手に」という言葉には、何とも言えない違和感を覚える。
確か2000年前後にも、バブル時代に若者だった30代は消費のターゲットとして注目を浴びていた。
ITバブル時代に起業した人々の多くもこの世代だったように思う。
きっとこの世代は10年経っても20年経っても大量消費の牽引役で居続けて、高級日用品から嗜好品まで企業業績に貢献していくのだろう。
大量消費社会から循環型社会への転換が叫ばれて久しいが、その実現は難しいのかも知れない。
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